2014年4月1日火曜日

レッド・ツェッペリン「ロックン・ロール」イントロのドラムの新たな数え方をあのリズムネタで解決

こんにちは。
人間椅子の青森コンセプトが好きなeatです。

 人間椅子の動画も好んで見ています。
中でも青森県のみで放送されてたという深夜のローカル番組「人間椅子倶楽部」のネタは面白いですね。

当時人間椅子のドラマーだった後藤マスヒロ氏が、
ツェッペリンのロックン・ロールのイントロのドラムについて、
次のような見解を述べていました。

「あ、これ薀蓄言わせてもらいますとですね、  
僕は変拍子じゃないと思ってるんですよ。  
|ダトトダ タタタタ|   
とアタマからやってると思ってる人が多いと思うんですけど  
3拍裏から入ってると思ってるんですよ  

|(1、2、3)ダトト|  
|ダタタタ タダトト|ダタタタ タダトト|  
|ダタタダ タタダタ|タダタタ ダダダダ|  
|ジャン

  人間椅子 後藤マスヒロのジョン・ボーナム講座


 なるほど! 

やはり「レッド・ツェッペリン IV」の
1曲目「ブラック・ドッグ」のリフやリズムの特徴が強く、
2曲目のイントロが続くわけなので、
音として始まる3拍裏でもアタマととらえられ、
これもなにかトリッキーなもの??
という感じで変拍子で浸透したんでしょうか。 

そういう自分もハードロックの登竜門のひとつとして、
聴いたりギターを弾いてみたり、
時には即興セッションで人前で歌ったりした、
ロックを楽しむ中でとても重要な曲ですよね。

ただこのままで原曲を聴いても
アタマの「ダトト」以降の強弱が
これまで馴染んでしまった拍で聴いてしまうクセが抜けず
途中でとらえ方が狂ってしまいます。 





ネットにはこの「ロックン・ロール」のイントロの解釈方法がけっこう書かれていますね。

数え方は後藤マスヒロ氏と同様。
 意識の仕方としては、ロックンロールサウンドの王道、
「ジョニー・B・グッド」
「チャララ チャララチャララチャラ チャラララララララー」
の感じでドラムを意識する、というものです。

これも分かりやすい解釈方法ですね。

ただどうしても原曲とジョニー・B・グッドのアクセントの位置が違うため、同じ拍で意識出来ませんでした。


そこで、他にジョニー・B・グッドのような入りの、同じ小節のフレーズはないものか・・・
と思い起こしてみたところ



ありました!

しかもロックサウンドではなく、リズムネタのあのフレーズ!
藤崎マーケットのラララライ体操です!!



ラララライ体操のフレーズ入りはちゃんと
「ワン!ツー!スリラララ」になっています。

|1、2、3ラララ|
|ライウンウラララ|ライウンウラララ|
|ライキャラライキャラ|イケイケゴーゴー|

そして原曲のドラムを
|(1、2、スリ)ダトト| で取れても「ダトト」をアタマでしかとれなくても、
ラララライ体操の「ラララ」と合致させれば、なんとベースとギターの入り場所がピッタリ合います。

うれしいことに、ドラムフレーズの後ろ2小節のアクセントとラララライ体操のアクセントが同じ位置にあるため、どちらかのフレーズに引っ張られて迷子になることもありません。

最後の「ゴーゴー」と言う箇所が、ドラムの「ダダダダ」に当たる部分なので、そこさえ見失わなければ、面白いくらいに合致すると思います。


メタリカの「ファイトファイヤーウィズファイヤー」のドラムの表打ちと裏打ちに翻弄されて曲の表と裏が分からなくなる自分が、ロックン・ロールのイントロを解釈出来たので、これは有効なものじゃないかなと思います。


「ロックン・ロール」のイントロの解釈で迷子の方、バンドで合わせるときに同じ指標がなくてお困りのバンドさん、ぜひお試しください!